ゆめの

ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)

ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)

ドグラ・マグラ(下) (角川文庫)

ドグラ・マグラ(下) (角川文庫)

やっと読み終わった。
夢野で卒論をやろうと決めたのが4ヶ月前。その時に買って一度挫折して、ある本の考察を読みんでからもう一度挑戦してやっと、だ。途中の論文連発地帯がつらかったなあ…特に『脳髄論』が。1ページ読むのにすっげー時間かけたのに「脳は物を考えるところに非ず」という一言くらいしか覚えていないという…ね。でも下巻の最後あたりは好き。なんて救いの無い世界なんだとぞっとする。でも、人間はあんな感じで歴史を繰り返しているのかも。


夢野さんはこれを10年かけて構想、執筆して、出版された1年後に亡くなってるんですってよ。もうなんか、とにかく壮絶。この方の書いたものもこの方自身も。卒論、がんばろ。